ソルビトールとは?化粧品での効果・危険性について3分で解説

一言でいうと

ソルビトールは、水分を引き寄せて肌のうるおいを保つ保湿成分です。

期待できる効果

  • 肌の水分を保つ
  • 乾燥を防ぐ

ソルビトールを含む製剤を使った研究では、肌の保湿やバリア機能の回復が改善したと報告されています¹。

成分について

ソルビトールは、糖アルコールと呼ばれる多価アルコールの一種です。

水分を引き寄せる性質があり、化粧品では主に保湿成分として使われます。CIRでは、保湿のほか、皮膚を整える目的などでも使われる成分として整理されています。

食品の甘味料としても使われる成分ですが、化粧品では肌のうるおいを保つ目的で配合されています。

なお、検索されていた「d-ソルビトール」はソルビトールの別名として使われます。PubChemでもD-Sorbitol、D-Glucitolなどが同じソルビトールの名称として登録されています。

ソルビトールは化粧品に使っても危険ではない?

ソルビトールは、一般的な化粧品での使用を避ける必要がある成分ではありません。

CIRはソルビトールの安全性を評価し、現在の化粧品での使用方法と配合濃度で安全と結論づけています²。

一方、高濃度のソルビトールを長期間皮膚に塗布した動物試験では、皮膚に変化がみられた報告があります²。

ただし、この試験条件は一般的な化粧品の使い方とは異なります。そのため、この結果だけから「ソルビトールは肌荒れを起こす成分」と判断することはできません。

敏感肌についても、ソルビトールだから特別に避ける必要があるとは考えにくいものの、肌に合うかどうかは製品全体で判断することが大切です。

まとめ

ソルビトールは、水分を引き寄せて肌のうるおいを保つ保湿成分です。

化粧品だけでなく食品などにも使われていますが、化粧品では主に保湿目的で配合されています。

安全性も評価されており、通常の化粧品使用で特別に避ける必要がある成分ではありません。

関連成分

参考文献

1. Muizzuddin N, Ingrassia M, Marenus KD, Maes DH, Mammone T.(2013)
Effect of seasonal and geographical differences on skin and effect of treatment with an osmoprotectant: Sorbitol.
Journal of Cosmetic Science.
PubMedで確認する

2. Cherian P, et al.(2025)
Safety Assessment of Mannitol, Sorbitol, and Xylitol as Used in Cosmetics.
International Journal of Toxicology.
PubMedで確認する